14/02/2023
【東間地区・紋平柿剪定】
現在、東間地区の紋平柿の剪定作業をしています。私は、しばらくの期間、管理されていない状態の畑を2名の地権者より借り受け、地域おこし協力隊の活動期間中に整備をし、再び、良い状態の果実を収穫できる状態にすることを目的として活動しています。
剪定では「徒長枝」は基本的に切除しますが(植物生理の観点から考えると、細い「立ち枝」はあえて残したりします)、未管理の状態だと、●徒長枝が伸びる→●日当たりが悪くなる→●光を求めて徒長枝が更に伸びる、の悪循環になり、私が管理し始めたときには、徒長枝が多く(日当たりが悪く)、成長に栄養を使い、花芽・果実があまり付かない状態でした。従って、今年度は、太い徒長枝を切り、日当たりを良くし、花芽を付ける枝を多くすることが目標となります。しかしながら、徒長枝を多く切ってしまうと、樹体に負荷がかかって樹が弱くなったり、切った場所から徒長枝の成長が優先されたりと、悪影響を及ぼす可能性があります。
徒長枝の問題ばかりではなく、私の畑では樹間幅が比較的狭く、枝同士が接触しやすい状態にあります。これもまた、横方向の伸長を妨げ、縦方向に伸長を促進する要因になっています。従って、最適な方法は、●段階を踏んで、徒長枝を切り、樹の高さを低くすること、●現在、樹間幅3.5mのところを間伐し、7.0mとすることで枝の横方向の伸長を促進すること、の2点を実施することだと考えられます。しかし、間伐を現在行うと作業量が増大しますし、地権者が元々管理していた樹を伐ることになりますので、慎重な判断が必要です。この場所で生計をたてるための栽培管理をする覚悟がなければ、こういった交渉・間伐の実施は失礼にあたるでしょう。
今のところは、「基部優勢」となっている根元付近の徒長枝を切除することに集中しています。切り戻す剪定をしていないため、内側の空間に枝が配置されない状態になってしまいますが、ある程度は仕方ないと考えています。現在、ブドウと紋平柿のほうに専念する予定となっていますが、ツル性と立ち木の両方の性質を学ぶ良い機会となっていますので、その点は恵まれていると考えています。宝達志水町の紋平柿は販路の問題があり、これも今後の産地継承のハードルとなってため、地道に活動していく必要があります。