14/03/2024
【第一回定例会のご報告】
令和6年度第1回定例市議会は2月9日開会、3月14日閉会の日程で開かれ、計78件の議案審査が行われました。最終日の本日は全議案の決定・承認をした他、本日提出された意見書案2件、決議案2件の説明・討論・採決も行いました。
🔵意見書・決議🔵
【採択された意見書】
⭕️「ライドシェア導入に対する慎重な議論を求める件」
❌共産・立憲会派が提出した「現行の健康保険証の存続を求める件」は少数否決
【採択された決議】
⭕️「市内病院を含む4病院再編構想に関する件」…全会一致
⭕️「パレスチナ自治区・ガザ地区における平和の早期実現に関する件」
🔵一般会計は過去最大を更新🔵
令和6年度の一般会計予算は総額約6,481億円で、過去最大規模となりました。新型コロナ感染症が5類への移行を受けて、感染症対策費が令和5年度の当初予算比で約100億円減となったものの、国の物価高騰対策における定額減税対応の歳出増により膨らんだものです。特別会計、企業会計を合わせると計1兆2,236億円で、これも過去最大で13年連続の1兆円超えとなりました。
🔵子育て・教育環境充実🔵
子育て充実の課題では、妊婦検診費用・不妊治療助成、昨年11月に開設した「仙台こども財団」運営費、男性育休取得奨励金、「こども誰でも通園制度」の試行、児童館エアコン整備などが盛り込まれました。教育環境充実では、特別教室・体育館へのエアコン整備、小学校6年生までの35人以下学級の完成、私学で東北初の「学びの多様化学校;ろりぽっぷ小学校」(太白区)や民間のフリースクールの通学費支援、新たな学生フリーパス制度の導入などが予算化されました。
🔵「ナノテラス」が稼働🔵
経済産業振興では、次世代放射光施設「ナノテラス」(東北大学青葉山新キャンパス)が4月からの本格稼働に合わせ地域中核企業育成、農業の新技術導入の実証事業、国際相互交流の拡大、東北絆まつり実施など。まちづくりでは、都心再構築、勾当台公園・定禅寺通周辺整備、宮城野区福田町地区における治水対策のモデル事業の実施など。環境分野では、防災環境都市・脱炭素先行地域づくり、事業者のゼロカーボン応援、家庭ごみ収集運搬最適化実証などが取り組まれることになりました。
🔵「ダイバーシティ」推進🔵
安全・安心・健康のまちの実現については、かつての「健康都市宣言」に通じるような「健康の都せんだい」推進、在宅医療推進、介護人材確保、宮城県第五次地震被害想定へのアクションプラン策定。すべての人が自分らしく活躍できる環境づくりでは、ダイバーシティ推進、結婚新生活支援、子どもの居場所づくり支援などが盛り込まれました。
🔵物価高騰対策などで補正予算🔵
令和6年度の一般会計の補正予算は、国の補正予算への対応や物価高騰対策事業費の追加などが計上されました。
国の補正予算への対応では、新型コロナワクチン接種費、保育所等における性被害防止対策に要する経費、道路新設改良費等計3.8億円が追加されました。また、物価高騰等に対応するための私立保育所運営委託費・施設型給付費・地域型保育給付費、市有施設(指定管理)運営管理費の追加で11.2億円、その他次世代放射光施設整備費補助金、生活保護各種扶助費、介護給付・訓練等給付費、子ども医療費助成に要する経費、市庁舎整備基金造成のための積立金の追加など計71.6億円が計上されました、一方、令和5年度から6年度予算への移し替え、5年度の不用額計272.4億円が減額となったため、計201億円の減額補正となりました。
🔵敬老パスの引き上げに議論集中🔵
条例改正関係では、代表質疑等を含め議論が集中したのは敬老パスの負担額の上限額(現行10%)を25%に引き上げるための敬老乗車証条例の一部を改正する条例でした。高齢福祉予算への影響を考慮したものですが、制度の維持は大切な課題ですし、低所得者対策やチャージの利便性向上なども講じられることとなりました。
🔵脱炭素まちづくりへ🔵
2030年におけるCO2排出量の削減目標を13年度(35%)比55%以上(国は46%)とするなどのための仙台市環境基本計画の改正、2000年から始まった介護保険制度は3年に一度改正されてきましたが、2024年から26年までの第9期における65歳以上の第1号被保険者の保険料を6,079円(現行6,001円)に引き上げる条例改正も提案されました。
また、「社会福祉法」の改正に伴い、女性自立支援施設(旧婦人保護施設)の設備・運営に関する基準を定めるための条例改正、泉区七北田の適応指導センター(「児遊の杜」)を青葉区水の森に移転させ、条例名を「仙台市教育支援センター条例」に改める改正案も上程されました。