23/10/2025
第43期鳥取学出前講座がスタートしました。第1回は「鳥取県の代表するウルシ、佐治漆の復活活動」をテーマに、佐治漆研究会の橋谷田事務局長にお話いただきました。
鳥取県民でも「佐治漆」のことを知っている人は少ないのではないでしょうか。
鳥取市佐治町は、日本有数の漆の産地でとても質の良い漆が産出されていたそうです。漆といえば、能登地方の輪島が有名ですが、輪島にも「佐治漆」が販売されており、高い評価を得ていたとのこと。
最盛期の幕末では、漆液が1,177kgも採取されていたというから驚きです。
現在、漆の国内生産量は1791.7kg(R6農林水産省調査)しかありません。それを考えると、1,177kgってすごい量です。
(ちなみに、国内漆の生産量は、明治初期は700トンほど。明治後期には100トン代まで減少しています。)
佐治町は漆の一大産地だったわけですが、化学塗料や安い外国産の漆におされ、徐々に衰退。佐治漆は昭和40年代に完全に消滅しました。
佐治漆研究会では、この「佐治漆」を復活させようと、植林など頑張っておられます。
佐治漆の森での植樹、漆掻き体験や漆塗り体験、美味しいと評判の漆鶏鍋の試食会など、開催されているようですので、ご興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか?
次回は、11月20日(木)14時~です。
戦後80年を迎え、鳥取県民の戦争体験をどう継承していくのか、
「「孫や子に伝えたい戦争体験」編さん余話~鳥取県民の戦争体験の継承の取り組み~」と題して、お話いただきます。
ぜひ御参加ください。(受講料:1回千円)
https://www.pref.tottori.lg.jp/40128.htm