01/06/2026
貸し切り宿「Rise's(リセズ) House」オーナー
小村 来世(りせ)さん
西尾の魅力を世界へ
「西尾には抹茶やウナギなど、日本トップクラスの特産品があり、趣のある風景が広がっている。西尾の魅力を世界に広めていけたら」と語るのは、海外の人向けに民宿を営んでいる小村来世さん(中町)です。
小村さんは、大学時代に奨学金を活用し、アメリカやイギリスの大学に留学。「自分が思っていたよりも日本文化に興味を持っている人が多くて、感動した」と小村さん。留学がきっかけで「日本文化に興味を持つ人が実際に日本に来た際に、楽しんでもらえる民宿を作りたい」と、海外の人向けに民宿を営もうと決めたといいます。ホスピタリティや宿泊業の基本を学ぶために、ホテルに就職。その後、空き家との出会いがきっかけで西尾にUターンし、市の補助金やクラウドファンディングなどを活用し、約2年前に民宿「Rise's House」をオープンしました。
実際に民宿を利用してくれる観光客には、西尾でしか味わえない抹茶石臼挽き体験やうなぎつかみ体験などを案内しているという小村さん。これは、自身が留学中にイタリア人の友人の実家を訪れた際の思い出が関係しているそうで「人口3000人くらいの小さなまちだったけれど、そこでしか味わえない体験や人との交流を通した原体験に、とても感動した。その場でしかできない体験ができるのが旅の醍(だい)醐(ご)味(み)」と当時を懐かしそうに語ります。「日常の生活が味わえる西尾だからこその体験に特別感を感じてもらい、とても喜んでもらっている」と話します。
民宿の経営だけでなく、一昨年には西尾の魅力を広く伝えられる絶好の機会だと考え「西尾観光アンバサダー」として1年間活動。八十八夜行事や西尾祇園祭などの活動の他、全国を回り、西尾のPRに奔走しました。「活動を通して、まちや人との関わりが深まった。改めて西尾は良い所だと認識できた」と、さらなる西尾愛を笑顔で語ります。
他にも、市内中学校での講演会も実施。失敗を恐れずにチャレンジするという自身が持つ考え方の軸などを紹介しているそうで「世の中はいろいろと変化が激しい。その中でも、絶えずチャレンジを続けてほしいという想いを伝えている」と話します。「講演会の後に、生徒から『小村さんのように何かに挑戦してみようと思った』などの感想をもらえた時に、やりがいを感じる」と若い世代への発信も欠かしません。
来年には市内に民宿の2号店をオープン予定。「特産品や地域に愛される店などが失われないように、西尾に腰を据えて、魅力を伝え続けていきたい」と、その目は西尾の未来を見据えています。