29/05/2026
【週刊アクティブ・レンジャー】vol.219
穂高の山々に囲まれた上高地で5月24日(日)に、上高地パークボランティアと環境省職員、あわせて24名で、テーブルやベンチの清掃など施設維持活動を行いました。
今回は、この美しい上高地を支える、小さくも大切な取り組みの様子をご紹介します。
こんにちは、上高地アクティブ・レンジャーの植木です。
日頃何気なく使われているこれらの施設も、実は過酷な山岳気象の中にさらされ、少しずつ汚れや傷みを重ねています。多くの方が利用するテーブルやベンチは、上高地の自然環境と同様に、丁寧な手入れを欠かすことができません。
長く風雨にさらされてきたテーブルやベンチを手作業で一つひとつ磨いていくと、くすんでいた木の表面が次第に明るさを取り戻していきます。その変化を見るたびに、整備することの意味を実感できるひとときでした。
作業は容易ではありません。それでも、この場所で過ごす誰かの「気持ちよかった」「また来たい」という時間につながると思うと、自然と力が入りました。そして仲間と声をかけ合いながら進める時間にも、不思議と心地よい一体感が生まれました。
ふと手を止めて顔を上げると、穂高の山々と梓川の変わらぬ景色が広がります。この風景を未来に引き継いでいくこと――その責任と意義を、あらためて感じる瞬間でもありました。
このきれいになったベンチに、次に座るのは誰だろうか。どんな時間を過ごすのだろうか。そんなことを思い浮かべると、この活動がぐっと身近なものになります。
上高地の美しさは、自然そのものだけでなく、人の手によって支えられています。そのことを静かに実感した一日でした。これからも訪れる方々が心地よく過ごせるよう、この取り組みを大切に続けていきたいと思います。
次回の投稿は立山の一ノ枝さんからお届けします。よろしくお願いします。
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