レジリエント・シティ京都(Resilient City Kyoto)

レジリエント・シティ京都(Resilient City Kyoto) こちらは京都創生・レジリエンス・SDGs推進本部(京都市SDGs・レジリエントシティ推進担当)です。 京都市レジリエンス推進本部のフェイスブックページです。
「レジリエント・シティ」の取組について,分かりやすく情報発信していきます。

21/10/2024

京都市職員向けに不定期に発行しているCROレター(11月18日付け)です。
「開発」と「発展」「成長」~問われる内容~
総選挙が始まりました。国の目指すべき方向や私たちの暮らしの在り方について、全ての国民が当事者意識を持ち、自らの課題として投票行動に臨みたいものです。
< SDGsにおける「開発」の意味 >
さて、今回は、基本に戻っての話題になります。
SDGs(Sustainable Development Goals)は、「持続可能な開発目標」と和訳されていますが、Development という言葉を「開発」と訳してしまうと、まるで海を埋め立て、山を切り崩すよう
な誤解を招きやすいことは、常々指摘しているところです。
 Developmentには、開発以外にもいくつかの意味がありますが、私は少なくともSDGsに関する限り、Developmentは、「発展」や「成長」と訳した方が良いと感じています。
そもそもSDGsという国際目標が採択された背景として、経済成長、環境保全、社会的包摂をいかにバランス良く進めていくかが課題となっていることは、ご承知のとおりです。
 少なくとも、経済成長そのものは否定されていないとしても、従来の環境保全や社会的包摂を蔑ろにした「経済成長一辺倒」の取組は、厳しく戒められていると考えるべきでしょう。
 その意味では、仮にDevelopmentを「開発」と訳すとしても、それは自然環境の開発ではなく、持続可能な「システムの開発」と考えるべきではないでしょうか。
 同時に、それ以上に重要な問題は、「何についての持続可能性を求めるのか」という点です。
つまり、今、生きている私たちや私たちの周囲の社会、さらには人類だけでなく、すべての生物、水や空気を含めた地球環境の持続可能性、つまり生物多様性を尊重し、地球環境への負荷を軽減
するといった目標も当然、包含されている筈です。
また、そこに生きる一人一人の人間が、まさに「持続可能な社会の担い手」に相応しい存在として成長できる環境かどうかが問われているのではないでしょうか。
< 持続可能な社会の実現を踏まえた「都市の成長」とは >
昨今、社会のあるべき発展の姿、都市の成長戦略が、様々な機会に検討されています。そこで掲げられている発展、成長が、経済成長に過度に依存した方向に陥ってはならないことは勿論のこと
ですが、人口減少社会という現実の前で、単に委縮した縮小社会を受容するだけでなく、経済状況そのものは右肩上がりでなくても、市民生活は充実した「縮充社会」、あるいは、経済そのものは定常的にとどまっているが、必要な公共福祉やインフラ整備は進められる「定常型経済社会」も次世代社会のモデルとして検討されてしかるべきであるように感じます。
そうした未来予想図を構想する上で、レジリエンスのフィルターは、今後益々重要になっていくと確信しています。

CRO(レジリエント・シティ京都市統括監)藤田裕之

一昨日10月16日に、中部労福協(労働者福祉中部協議会)で「今後のSDGっ推進に求められること~レジリエンスとの関わり~」と題して講演させていただきました。日頃、働く者の福祉厚生の充実に尽力されている富山、石川、福井、愛知、岐阜、三重、滋賀...
18/10/2024

一昨日10月16日に、中部労福協(労働者福祉中部協議会)で「今後のSDGっ推進に求められること~レジリエンスとの関わり~」と題して講演させていただきました。日頃、働く者の福祉厚生の充実に尽力されている富山、石川、福井、愛知、岐阜、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、和歌山、奈良の労福協代表の皆さんが一同に集まる貴重な機会での講演、大変ありがたいです。総選挙では、レジリエンスはおろか、SDGsという言葉も殆ど聴かないように思いますが、SDGs、レジリエンスを通じて社会の在り方を問いかけるきっかけになることを念願しています。

京都市職員向けに不定期で発行しているCROレター。昨日は、レジリエンスを考える上で忘れてはならない日でしたので、短いコメントを出しました。9.11同時多発テロを忘れない2001年の9月11日、アメリカ合衆国で4機の旅客機がハイジャックされ、...
12/09/2024

京都市職員向けに不定期で発行しているCROレター。昨日は、レジリエンスを考える上で忘れてはならない日でしたので、短いコメントを出しました。

9.11同時多発テロを忘れない
2001年の9月11日、アメリカ合衆国で4機の旅客機がハイジャックされ、そのうち2機が、ニューヨークのワールド・トレード・センター(WTC)のツインタワーに相次いで突入し、多くの犠牲者を出す同時多発テロが起こりました。ビルには日本の商社も入っており、日本人も24名の方々が亡くなっています。
 今から23年前の出来事ですから、若い人の中には事件そのものをご存知ない方もあるようですが、当日、テレビで生中継された映像を見た人間には、決して忘れることのできない日だと思います。実はこの事件は、「レジリエンス」を語る上でも、まさしく歴史に刻まれる出来事なのです。
 同時多発テロが起こるに至った国際的な政治情勢や、その後の国際テロ組織壊滅を掲げた「アフガニスタン戦争」、さらに大量武装兵器の保持を口実とした「イラク戦争」に及ぼした影響、そして今日に続く国際秩序の混乱は簡単に説明できるものではありませんが、まさに「想定外」の事象は、現代社会において実際に起こり得るということが改めて明らかになった事案でした。
 WTCビルの跡地には、記念館が出来ており、私も2017年、レジリエント・シティのグローバル・サミットがニューヨークで 開催された際に訪れました。
 ハイジャックされた機内から家族に送られた乗客の最期のメッ セージの録音が館内に流れ、崩落したビルの焼けただれた遺構や二次災害に遭って燃え尽きた 消防車など、生々しい記録が残されていました。
 そこで販売されている記念品に刻印されている、この事案からの復活を目指す合言葉の一つが、「Resilience」という言葉だったのです。
 WTCビルの中庭に植えられていた木が、同時多発テロの後、燃え尽きて枯れたように見えたけれど、その木を現地の人々が諦めずに 手入れしたところ、以前にも増して元気に復活した「レジリエンスの木」は、「復活の木」としてあちこちでイラストに描かれていました。ちょうど、東日本大震災での陸前高田の「奇跡の一本松」にも 共通するエピソードかも知れません。
 その意味でも、9.11同時多発テロは、「レジリエンス」が、 危機に直面した多くの人々にとっての、復活への合言葉となった事案だったと言えるのです。

01/09/2024

CROレター(8月30日付け)の後半です。

「レジリエンスのある社会に向けて」
これまで幾度となく申し上げてきたことですが、レジリエンス(Resilience)のある社会とは、レジリエンスを備えた人が集まり活躍し、また育つ社会であると言えます。
レジリエンスが、あらゆるダメージからの回復、ダメージを受ける前以上の、或いは、元とは違った形での復活、さらにはポキっと折れないしなやかさ、折れても立ち直れる粘り強さ等の意味で用いられることはご承知の通りですが、そうした要素が最も判りやすく適用できるのは、人間の成長や子どもの育ちではないでしょうか。
さて、レジリエンスについては、頑強さに加えて、粘り強さ、打たれ強さ、臨機応変な対応力、経験から学ぶ反省力、他者と協力できる力といった、様々な要素が挙げられます。
レジリエンスを「強靭さ」と訳してしまうと、日本語の語感として、ややもすると頑強さや力強さといったニュアンスが出てしまいがちです。もちろん、そうした要素も否定されている訳ではないのですが、寧ろ大切なのは、柔軟さやしなやかさ、さらには、困った時には他者に頼れる勇気などが重視されます。
実は、この考え方は、行政の取組においても重要で、何でも行政だけでやり遂げるのではなく、企業や大学、地域団体、NPOなど、多様な関係者の協力を得て事を進める姿勢はレジリエンスにとって不可欠であり、松井市長が掲げる「新しい公共」の理念にも通じるものだと考えています。

31/08/2024

今日から9月。自然災害への備えは、一筋縄ではいかないことを痛感させられた8月でした。台風10号は、京都では被害は出ていませんが、九州や東海、関東などで甚大な被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
京都市職員向けに不定期に発行しているCROレターを8月30日に発行しましたので、一部を紹介します。

「防災の日に寄せて」
9月1日は、関東大震災から101年目にあたる「防災の日」です。
迷走する台風10号には、当初の予報が大幅にずれ、空振りを恐れない万全の備えに向け、対応に悩まされています。
一方、8月8日には南海トラフ地震臨時情報が発表され、緊張が高まりました。言うまでもなく、臨時情報は可能性が高まったという警鐘であった訳ですが、一部の自治体などで、イベントを中止したり、海水浴場などの施設を閉鎖したりする動きも見られました。
そもそも、大規模地震の可能性は、たとえ僅かであっても、わが国では常に存在しています。今回の臨時情報は、その「僅か」の比率が少し高まったということで、もともとゼロだったところに、突然、可能性が浮上してきた訳ではないのです。本来なら、普段の備えを点検したり、避難のルートを確認したりする良い機会になった筈ですし、改めて心構えを広く共有する契機にできたのではないでしょうか。
しかし残念ながら、連日のマスコミ報道の受け取り方によっては、大切な備えに対する啓発ではなく、行事の自粛を奨励するような空気感が漂ったように感じます。
京都では、南海トラフ地震もさることながら、花折断層、樫原水尾断層などによる地震の可能性がありますし、首都直下地震も南海トラフ地震より早く起こるかも知れません。今後に向けて、是非、教訓としたいものです。(8月30日)

13/08/2024

京都市職員向けに不定期で発信している「Letter from CRO」の一節です。今回の宮崎県沖地震の前に出稿したものですが、内容的は変更せずにご紹介します。
地震をはじめ自然災害は、私たちが完全に支配下に置くことはできないことを肝に銘じて、「備えよ常に!」の精神を心掛けたいものです。

「地域での身近な取組についても再点検を!」
さて、前回のレター(8月2日)で、地縁と志縁の融合という問題提起をしましたが、京都市においても、日常の取組の中で、新たにチャレンジできることがないか、この間の経験で求められている対応はないか、夏祭りや区民運動会、防災訓練、敬老会や文化祭など、様々な行事が始まる中で、是非、考えてみたいものです。
特に、地域の行事に関しては、コロナ禍において、「三密回避」の名のもと、様々なイベントが中止や縮小を余儀なくされました。そうした流れが、地域の少子高齢化と重なって、コミュニティの希薄化に拍車をかけてしまったことは否定できないように感じます。
もう一度、身近な取組について、何が課題となっているのか、何を改革できているのか、どのように見直しできているのか、そうしたイベントそのものの必要性を含め、従来の慣習で続けてしまっている催しはないのか、地道に検証することが、「人とコミュニティのレジリエンス」の視点にも繋がっていくと確信しています。

10/07/2024

京都市職員向けの「Letter from CRO」を久々に発行しました。

松井市政においてもレジリエンスの推進を!
~「レジリエンス」と「新しい公共」「突き抜ける世界都市」との親和性~
既に、様々な政策が松井新市長のもとで進められつつありますが、キーワードとして市民の耳に馴染んでいるのは、「突き抜ける世界都市」や「新しい公共」でしょうか。
松井市長が掲げ、本市が目指す「新しい公共」は、旧来の地域コミュニティである自治会・町内会に加え、企業、大学、NPOといった多様な主体の皆様がまちづくりに参加し、対話を重ねながら、課題解決を図るものだと認識しています。これは、「京都市レジリエンス戦略(2019年3月策定)」で最も重視した、地域コミュニティを基盤とした社会全体の支え合いの中で、文化芸術や景観・まち並の重要性を基盤に、持続可能な社会を確立するというレジリエンスの理念と非常に親和性が高いと考えています。
また「突き抜ける世界都市」による、すべての方々が互いに支え合い、個性を発揮しながら、いきいきと活躍される「居場所」と「出番」のあるまちづくりの実現は、「レジリエント・シティ」としての大きな共通目標でもあると感じています。
~地縁と志縁の融合~
市長が常に例示されている番組小学校以来の京都における地域コミュニティは、全国に誇る素晴らしいものであることは間違いありません。一方で、高齢化や価値観の多様化などの様々な要因、とりわけ、新型コロナによって、通常の自治会活動や地域のイベントなどが抑制された結果、加入率を含め、大きな壁に直面しているように見受けられます。
そうした中、旧来の地縁組織である地域コミュニティだけに依存するのではなく、地域の中小企業や事業所、PTA、NPO団体など、いわゆる志縁団体のエネルギーを引き出し、様々な施策と融合することが、今ほど求められている時はありません。
~次代を先取りするレジリエンスを目指して~
レジリエント・シティの実現にも、柔軟で臨機応変な対応によって、時代の要請を受けながら次代を先取りする施策が、今後益々求められます。「新しい公共」という新しいキーワードを踏まえながら、これからも京都市のレジリエンス構築を進められるよう尽力したいと思いますので、地域や関係団体での情報発信の機会がありましたら、是非お声がけください。
CRO(レジリエント・シティ京都市統括監)藤田裕之

昨日(6月2日)は、私が役員を務めている「びっくりエコ研究所」の理事会で京北へ。旧京北第一小学校を活用した「ことす」に立ち寄った後、山国地区に設けているバイオマス施設を視察。地元で回収した堆肥を液肥に加工し、米作りなどに活用していただいてい...
03/06/2024

昨日(6月2日)は、私が役員を務めている「びっくりエコ研究所」の理事会で京北へ。旧京北第一小学校を活用した「ことす」に立ち寄った後、山国地区に設けているバイオマス施設を視察。
地元で回収した堆肥を液肥に加工し、米作りなどに活用していただいています。まだまだ試行錯誤が続きますが、循環型農業のモデルとなるよう期待しています。
会議は、細野地区に新築された浅利代表理事、光本常務理事のお宅でもある事務所で行われました。理事会終了後は理事でもある尾池和夫先生の誕生日もお祝いしながら、西本清一理事はじめ皆さんで和やかに懇談しました。
#びっくりエコ研究所
#びっくりエコ発電所
#ことす
#京北

今日は北区の大宮交通公園で、地球社会レジリエンスセンターの「森とレジリエンス」と題してイベントが開催されました。私も後半のセッションでパネラーとして参加して、レジリエンスについてコメントを述べました。前半のセッションでは、生物多様性について...
01/06/2024

今日は北区の大宮交通公園で、地球社会レジリエンスセンターの「森とレジリエンス」と題してイベントが開催されました。私も後半のセッションでパネラーとして参加して、レジリエンスについてコメントを述べました。前半のセッションでは、生物多様性について、京都市環境政策局の矢田部部長がパネラーを務め、SDGsと生物多様性、レジリエンスとの関わりについて発言しました。セッションの間には、天空の茶会でお薄も頂戴しました。地球社会レジリエンスセンターの清水美香センター長、岡本克彦理事はじめ、素晴らしい企画を実現された皆さんに敬意を表します。
#レジリエンス
#地球社会レジリエンスセンター
#大宮交通公園
#清水美香
#岡本克彦

住所

京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町 488
Kyoto-shi, Kyoto
604-8571

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