24/05/2026
「良いユリを見る目を育てる、オランダの参加型品評会」
*ソースリンクは、コメント欄にあります。
オランダで、ユリを「見る目」を競うユニークな品評イベントが始まります。参加者は、会場に並べられたユリを自分で審査し、専門審査員の評価にどれだけ近づけるかを競います。
オランダ・イン・ト・ザントで、5月20日から「Koopman & Co NK Leliekeuren」が始まります。
このイベントは、一般的なユリの品評会とは少し違います。
会場に並べられたユリを、参加者自身が審査します。評価するポイントは、茎、葉、花、つぼみ、そして全体の立ち姿。
そして、その採点が専門審査員の評価にどれだけ近いかを競います。
つまり、単に「好きなユリを選ぶ」イベントではなく、「良いユリとは何か」「プロはユリのどこを見て評価しているのか」を、参加しながら学ぶ仕組みになっています。
今年は、5月20日、27日、6月3日、10日の4回にわたって開催されます。参加者は各日、朝7時から夜8時までの間に審査を行うことができます。
また、前年の成績優秀者によるトップクラス部門も設けられ、シニア、ジュニア、16歳未満の若い参加者、小学生向けの部門など、幅広い世代が参加できる内容になっています。
ユリの評価には、いろいろな視点があります。
生産者にとっての良いユリ。市場や流通にとっての良いユリ。花店にとっての良いユリ。そして、家庭で飾る人にとっての良いユリ。
立場が変われば、「良い」の基準も変わります。
だからこそ、こうした参加型の審査イベントはとても興味深い取り組みです。ユリをただ「きれい」と見るだけでなく、茎や葉、花の開き方、つぼみの状態、全体のバランスを見ながら、ユリの品質や魅力を学ぶことができます。
品種の多さを見せるだけではなく、「なぜこのユリが良いのか」「どのような場面に向いているのか」「誰にとって価値のあるユリなのか」
そんなことを伝えていくことが、これからのユリの価値づくりには大切なのかもしれません。
オランダのこの取り組みは、日本でユリを伝えていく上でも、とても参考になる事例だと感じます。