12/09/2018
【福島での原発事故の後、板橋区議会には、放射能関連の陳情がたくさん出ました。
それまで議会などまったく関心がなかった
お母さんたちからも陳情が出ました。
その中に甲状腺の検診に関してのものもあり、
私は賛成し、途中から態度が変わった方もいて、採択されました。
その時、一人ひとり機械で検診するのは無理だけれど、
年度の始めなどの内科検診では、甲状腺などをチェックするとあり、
そのチェックをいつも以上に念入りにする事となりました。
が、その後近隣の学校に行くと、そのような決定があったことは、
現場である学校には連絡がなかったとのこと。
本当に怒り心頭でした。
この投稿を見て思い出しました。】五十嵐やす子
https://www.facebook.com/100003471925344/posts/1758164677642579/
診察を受ける際に「首、頸、くび」のまわりを触ってもらっている人はどれくらいいらっしゃるんでしょうか?
ーこの記事は長いので時間のある方だけお読みくださいー
自分は、ほぼ必ず「首まわり」をじっくり触ります。
耳のまわり、首のうしろ、耳から顎にかけてのライン、首から鎖骨のふちあたりまでです。
情報がたくさんあります。
いま流行が恐れられている「風疹」は耳のうしろのリンパ節が腫れます。
溶連菌に感染すると、首から顎の下のリンパ節が多くの場合は左右不均等に腫れます。
ウイルス感染でのリンパ節の腫れは左右均等のことが多く、無駄な抗菌薬を処方することを減らすことができます。
後頸リンパ節の腫れは伝染性単核球症を警戒するヒントになります。疑わしいときは特定の種類の抗菌薬は使わないようにします。(もっともウイルス感染には抗菌薬を使いませんが)
他所のクリニックをかかりつけにしている患者さんで、たまたまうちを受診した時に、聴診が終わった後にすぐに「はい、あーんして」と口を開けるように促す保護者の方がいらっしゃいますが、「この子は普段は首まわりの触診をしてもらってないんだな」と思い、少しかわいそうになります。
開業医が当番で診察を行なっている施設で、定期的に働いていますが、そこでもほかの先生方は首まわりを診ていないようです。
自分が首まわりを触診している間、看護師さんは直立不動で介助してくれません。(ちょっと子供さんの頭を支えてあげたほうが安全なんですけどね)
大学で診察の方法を教えてもらってから、首まわりの触診は、聴診器をあてたり、喉を見たりすることと同じくらい当たり前のことと思っていました。
こっちにきて働き始めてから、周りはそうでもないことを知って、少し驚いています。
すこし時間がかかるし、見方によっては泣いている子供の首を絞めているようで、異様な光景と感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、診察を受けている本人にとっては利益になることだと思っています。
「こだわり」ですが、ごく当然のことと信じて続けていきたいと思っています。
「首まわり」の触診の流れで、下まぶたを引っ張って「結膜など」も必ず診ます。
これについては、また別の機会に。