福井市橘曙覧記念文学館

福井市橘曙覧記念文学館 幕末の歌人、国学者であった橘曙覧(1812‐68)に関する情報をお届けします。

【5月の独楽吟】若葉が美しい足羽山となりました。今年は5月5日に立夏を迎えますが、春のなごりはもうしばらく続くように感じています。さて、今月の松平春嶽「たのしめる歌」をご紹介します。「たのしみは 庭の若草(わかくさ) 蕨(わらび)いで 初鴬...
03/05/2026

【5月の独楽吟】
若葉が美しい足羽山となりました。

今年は5月5日に立夏を迎えますが、春のなごりはもうしばらく続くように感じています。

さて、今月の松平春嶽「たのしめる歌」をご紹介します。

「たのしみは 庭の若草(わかくさ) 蕨(わらび)いで 初鴬(はつうぐひす)の 聲(こゑ)をきくとき」

みなさんは春夏秋冬のうち、どの季節が一番好きでしょうか。
「たのしめる歌」を通して読むと、春嶽公は「春」がお好きだったことが伝わってきます。
春のたのしみがたくさんうたわれています。

今月ご紹介した歌には「若草」「蕨」「初鴬」と早春を感じる語が並んでいます。
寒い冬から季節が変わり、春嶽公は身近な庭で、春の訪れを感じた楽しみ、喜びを実感しています。

人から聞いて春を感じるよりも、自分で見つけたり、耳で聞いて春を知るほうが、春の訪れへの嬉しさが増すように思います。
雪国で生活していると、なおさらでしょうか。

「たのしめる歌」には、ほかにも春の楽しみがうたわれていますので、順次ご紹介していきます。

【4月の独楽吟】冬から春になり、愛宕坂も桜、新緑と美しく変化してきました。今月の独楽吟・たのしめる歌をお届けします☺「たのしみは 心のままの野辺遊び 山と水との けしき見る時」たのしみは、心のおもむくままの野辺遊びをして、山と水との景色を見...
07/04/2026

【4月の独楽吟】
冬から春になり、愛宕坂も桜、新緑と美しく変化してきました。

今月の独楽吟・たのしめる歌をお届けします☺

「たのしみは 心のままの野辺遊び 山と水との けしき見る時」

たのしみは、心のおもむくままの野辺遊びをして、山と水との景色を見る時だ。

天気のよい日は、外へ出かけて山や川の景色を楽しむと気持ちがいいですね。
春嶽公も外へ出かけて、気の向くままに野遊びをすることがお好きだったようです。
先月、先々月の歌のに続き、今月も野遊びの楽しみを詠んでいます。
先月のように、鳥を追いかけることもあれば、じっくりと山並みを眺め、水が流れる音やきらめく光を楽しむ時間があったのでしょう。

これからの足羽山は、桜が咲くだけでなく、様々な花(珍しい花もありますよ!)が咲き、緑が美しくなります。
野鳥のかわいらしい声や姿もおすすめです。
ゆっくりと散策してみてください。

【3月の独楽吟】早咲きの桜のつぼみがふくらんできました。お庭ではトサミズキが咲いています。今月の独楽吟・松平春嶽「たのしめる歌」をお届けします☺「たのしみは 田づらにおりし 菱喰(ひしくひ)を 飛火(とびほ)の筒で うちとりし時」たのしみは...
10/03/2026

【3月の独楽吟】
早咲きの桜のつぼみがふくらんできました。お庭ではトサミズキが咲いています。

今月の独楽吟・松平春嶽「たのしめる歌」をお届けします☺

「たのしみは 田づらにおりし 菱喰(ひしくひ)を 飛火(とびほ)の筒で うちとりし時」

たのしみは、田にいたヒシクイ鳥(雁の一種)を鉄砲で撃ち取った時だ。
文武両道であった松平春嶽公の武士としてのたのしみが詠われています。
先月の歌は、野遊びをして館に帰り、湯に入る楽しみでしたが、その野遊びは、鉄砲で鳥を追いかけて撃ち取ることだったのかもしれません。獲物を撃ち取ったことを素直に喜ぶ気持ちが伝わってきます。
曙覧さんにの独楽吟には無い楽しみです。
春嶽公の生活、姿が歌から垣間見えます。

今日の雪で福井の降雪は終わりなのでは、と天気予報のキャスターの方がお話しされていました。
少しずつ、外へ出て過ごすことが気持ちのよい日が近づいてきました。
みなさんの屋外での楽しみは何ですか?

【2月の独楽吟】ここ数日の暖かさで、雪解けが進んでいます。鳥の鳴き声もにぎやかになってきたように感じています。さて、今月の独楽吟・松平春嶽「たのしめる歌」をお届けします。「たのしみは 朝より出(いづ)る 野遊(のあそび)の 帰りてとみに 湯...
17/02/2026

【2月の独楽吟】
ここ数日の暖かさで、雪解けが進んでいます。鳥の鳴き声もにぎやかになってきたように感じています。

さて、今月の独楽吟・松平春嶽「たのしめる歌」をお届けします。

「たのしみは 朝より出(いづ)る 野遊(のあそび)の 帰りてとみに 湯あみする時」

たのしみは、朝から出かけた野遊びから、帰ってすぐに入浴する時。
野遊びは、野や山、河原などを訪れ、鳥の声を聞いたり野草を撮ったりして、自然の中で過ごすことです。
文武両道であった春嶽公は、野山でどのような時間を過ごしたのでしょうか。

軽く汗をかいた後、住まいに帰ってすぐにお風呂でさっぱりするときの気持ち良さ🛁が伝わってきます。
「帰ってとみに(帰ってすぐに)」が実感がこもっていていいなあと思います。

みなさんも経験したことがあるのではないでしょうか。
寒い毎日で、福井は雪の中でしたが、もうすぐ春。
野山にでかけてみてくださいね🏔

…お詫び 今月のお届けが遅くなり申し訳ありません。
2月は逃(2)げていく月といいますが、早いものですね。
次月、初旬にお届けできるようにがんばります😅

【お知らせ】1月31日(土)12:50~15:30「橘曙覧 独楽吟フォーラム」が開催されます☺フォーラムの様子はYouTubeで配信されます。くわしくはこちら↓をご覧ください。
27/01/2026

【お知らせ】
1月31日(土)12:50~15:30
「橘曙覧 独楽吟フォーラム」が開催されます☺

フォーラムの様子はYouTubeで配信されます。
くわしくはこちら↓をご覧ください。

福井を代表する歌人・橘曙覧を顕彰するイベント「独楽吟 橘曙覧フォーラム」を、ハピリンホールにて開催します。 さらに、12月に決定したオリジナル独楽吟短歌コンクールの表彰式も同時開催! 正岡子規も高く評

25/01/2026

本日1/25(日)大雪の為、駐車場がご利用できません。ご迷惑をお掛け致しますが、ご了承ください。

【1月の独楽吟】本年もひきつづき、独楽吟をお届けします。どうぞよろしくお願いします☺(今回、少し遅くなり申し訳ありません)さて、今月の独楽吟・松平春嶽「たのしめる歌」は「たのしみは 千(ち)さとへだたる 友どちの 贈れる文(ふみ)を ひろげ...
16/01/2026

【1月の独楽吟】
本年もひきつづき、独楽吟をお届けします。どうぞよろしくお願いします☺
(今回、少し遅くなり申し訳ありません)

さて、今月の独楽吟・松平春嶽「たのしめる歌」は

「たのしみは 千(ち)さとへだたる 友どちの 贈れる文(ふみ)を ひろげたる時」

たのしみは、遠く離れた友人が贈ってくれた手紙を広げた時だ。

遠方の友人から届いた手紙を開いた時の楽しみです。

なかなか会えない人から手紙が届き、何が書かれているのだろうかと想像しながら、広げる楽しみ。そしてその内容を読む時のワクワクする気持ちが伝わってきます。

現代のようにメールがなく、移動手段も限られていたので、遠方の友と心を通わせる機会は貴重だったのであろうと思います。
筆まめだった春嶽。どのような返事を書いたのだろうか、と思っています。

年賀状を送る数が減る傾向にありますが、お正月に遠方からはがきが届いた方もおられるのではないでしょうか。
メールとは違う楽しみ、嬉しさ、温かさがあったのでは、と思います。
手紙文化も大切にしたいなと思う今日この頃です。

明けましておめでとうございます🎍年末に京都からお越しいただいたお客様から、封書にて短歌が届きました。ありがとうございました。また、愛宕坂でお会いできるのを楽しみにしております😊
06/01/2026

明けましておめでとうございます🎍
年末に京都からお越しいただいたお客様から、封書にて短歌が届きました。
ありがとうございました。
また、愛宕坂でお会いできるのを楽しみにしております😊

来春1月3日の福井テレビ「なんだー?ワンダー!新春スペシャル」にて橘曙覧を徹底調査‼13:30から放送特別調査員はEXILEの橘ケンチさんです☺福井にお住いのみなさん、ぜひご覧ください📺
26/12/2025

来春1月3日の福井テレビ「なんだー?ワンダー!新春スペシャル」にて橘曙覧を徹底調査‼
13:30から放送

特別調査員はEXILEの橘ケンチさんです☺
福井にお住いのみなさん、ぜひご覧ください📺

2025年は戦後80年。 今回は戦時中の写真を撮影した福井人の思いに迫った。 福井市出身の元警視庁カメラママン、石川光陽氏は2.26事件、東京大空襲などを撮影。 福井市の民間カメラマン、川崎紀雄氏は8

【12月の独楽吟】福井では今日、雪が降りました。晴れ間が出るときらきらとキレイです☺それほど積もらなくてほっとしました。さて、今月の独楽吟・たのしめる歌をお届けします。「たのしみは 糸のあたひの 引立(ひきたち)て 異国人(とつくにびと)の...
04/12/2025

【12月の独楽吟】
福井では今日、雪が降りました。
晴れ間が出るときらきらとキレイです☺
それほど積もらなくてほっとしました。

さて、今月の独楽吟・たのしめる歌をお届けします。

「たのしみは 糸のあたひの 引立(ひきたち)て 異国人(とつくにびと)の 手を打ちし時」

たのしみは、生糸の価格が上がり、異国人が手を打った時(高値で取引が成立した時)。
幕末から明治にかけて、海外貿易の盛んになったときの雰囲気を感じる一首です。

福井藩では神奈川開港と同時に、横浜で外国との交易を始め、福井の生糸を海外に販売しました。
販売していたお店は、岡倉天心の父・岡倉覚右衛門が関わった「石川屋」が知られています。

幕末、生糸が主要な輸出品になり、価格が値上がりしました。
藩の収益を上げるため、より高い値段で海外へ販売することができること、そして、その取引が成立することは、大きな楽しみ、喜びであったと考えられます。

石川屋には外国の情報も集まってきていたため、松平春嶽も横浜への関心が高かったようです。
歌をよむと、取引が成立した時の活気のある雰囲気を感じます。
その場所に立ち会ったようにも読みとれるのですが、どうだったのでしょうか。

今年も年末に向け、慌ただしくなってきました。
活気のある年末、そしてお正月を迎えられるといいですね。

住所

福井県福井市足羽1丁目6‐ 34
Fukui-shi, Fukui
918‐8007

営業時間

火曜日 09:00 - 17:15
水曜日 09:00 - 17:15
木曜日 09:00 - 17:15
金曜日 09:00 - 17:15
土曜日 09:00 - 17:15
日曜日 09:00 - 17:15

電話番号

0776-35-1110

アラート

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