11/06/2026
先月末に国家情報会議設置法案の審議が終わりましたが、私の所属する内閣委員会には政府提出法案の審議がまだまだ控えています。
引き続いて「経済安全保障推進法・JBIC法改正案」の審議が始まり、5月28日と6月9日の二度にわたり政府に対して質問いたしました。
今回の改正で、基幹インフラ制度に医療分野が追加されます。基幹インフラ事業者となった場合、病院システムの設備を導入・維持管理等の委託をする場合に国にメンテナンス部品の調達先を含めた計画書を提出・審査を受けなければならない等、医療機関の負担は増えますが、資金や人材などへの国からの支援はほとんどありません。
医療機関はどこも経営が厳しい上に、物価高等による医療資材の高騰が更に重くのしかかっていますが、病院の収入は公定価格である診療報酬だけである場合がほとんどであり、どこも余裕がありません。新たな負担となるイニシャルコストやランニングコストへの支援の必要性を訴えましたが、国の政策で強制的に負担が生じるにも関わらず、出来るだけ助言などを行うという答弁に止まりました。
また、サイバー攻撃から守るため経済活動に関して行われる国家及び国民の安全を害する行為に関する情報共有・対策の協議を行う「官民協議会」が設置され、テーマごとに議論されることになりますが、その構成員に地方自治体が含まれ得ます。特に、基幹インフラ指定されている水道、鉄道、港湾などに関する協議会の構成員となる可能性のある自治体を選定する際の考え方や、セキュリティ・クリアランスを取得する必要がある場合に自治体や職員への配慮ある対応や支援を行うことなどについて、政府側の考えを質しました。経済安全保障やセキュリティ・クリアランスが関係すると捉えている地方自治体は少ないと思われるため、自治体に対し丁寧な説明に努めるよう要望しました。