06/08/2026
パラグアイと日本、「小麦いもち病」対策で共同研究を開始(ラ・トゥリブナル紙・抄訳)
https://www.latribuna.com.py/nacionales/locales/2026/08/05/paraguay-y-japon-impulsan-una-investigacion-para-proteger-la-produccion-de-trigo/
パラグアイと日本は、小麦生産に深刻な被害をもたらす病害「小麦いもち病(Brusone)」の防除を目的とした共同研究プロジェクトを正式に開始した。国際協力機構(JICA)の資金協力を受けて実施されるもので、今後5年間にわたり両国の研究者が連携し、病害対策の確立に取り組む。同プロジェクトは、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)の枠組みで実施される「総合的病害管理による小麦いもち病被害の軽減」プロジェクト。小麦の穂を侵す糸状菌によって引き起こされる同病害の影響を低減することを目的としている。プロジェクトは8月3日に正式に始動し、JICAから派遣された菊池四郎氏がプロジェクト・コーディネーターとして着任した。発足式では、菊池氏が国立アスンシオン大学(UNA)化学部バイオテクノロジー学科に所属し、研究に関する事務運営や各種活動の調整を担当することが説明された。
共同研究には、パラグアイ側から国立アスンシオン大学(UNA)およびパラグアイ穀物・油糧種子輸出業者協会(CAPECO)が参加し、日本側から神戸大学と京都大学が加わる。また、UNAからは化学部の**フリオ・イエヒサ教授(Julio Iehisa)と、技術研究総局・学際的技術研究センター(CEMIT-DGICT)のシンティア・カサル農業技師(Cinthia Cazal)**が研究チームに参加する。研究チームは日本側研究者と協力し、小麦の穂を侵して収量の大幅な低下を招く小麦いもち病の総合的な防除技術の開発を目指す。研究成果を通じて、小麦の安定生産の実現と、応用研究および国際協力による食料安全保障の強化への貢献が期待されている。