31/08/2026
【林有章『松筠集』】
昭和13年(1938)林 有章(https://www.kumagaya-bunkazai.jp/museum/ijin/hayasiariakira.htm)80歳を記念して刊行された句集『松筠集』(しょういんしゅう)に寄せられた祝い句333句のうち、熊谷在住の俳人の句を紹介します。
「輝やきて 壽像めくらむ 春の風」紫石(斎藤茂八)
「四方山の 綿帽子消ゆ さくら花」 野人(風間浅五郎)
「八十路とは 見へぬ姿や 花の翁」 吟笑(和久井銀次郎)
「白梅や 正宗の刀 此の翁」 迂保(中川勝蔵)
「曙の 花にたのしき 翁かな」 一路(柿原清二)
「梅勁し 風蘭垂れて 壽」 一宿(田嶋一宿)
「花の春 一門栄えて めてたけれ」 慶翠(棚澤慶治)
「霜に耐へ 雪を凌きし 梅の翁」 天外(酒井惣七)
「うららかや 松は千古の 緑濃く」 刀泉(三澤源吉)
「芽出たさの 友に集まる 春日かな」 晧々虜(四分一葉々)
「勝ちいくさ 八十路の春を 一とや壽美」 梅堂(林 頼三郎)
「八十の 老も忘れて 花に酒」 幽嶂(林 有章)
当時の熊谷の名だたる俳人が、有章を慕い、祝いの句を寄せています。